ふくおかフィナンシャルグループのDX推進と人材戦略

DX定着フェーズ 銀行業

システム構築のピクトグラム

サマリー

企業の基本情報

銀行業界では、膨大な取引や顧客情報を処理するためのシステム開発が古くから行われてきました。

しかし、システム開発は内製化よりもシステム子会社を保有し、そこで開発運用されることが多かったです。

実際に、ふくおかフィナンシャルグループもFFGコンピューターサービス株式会社という子会社があり、そこで基幹システム等が開発・運用されていると想定されます。

引用: 2024年3月期有価証券報告書

銀行業の売上高に相当する経常収支で、地銀のトップであるふくおかフィナンシャルグループです。

東洋経済では、デジタル化を進める地方銀行として高く評価されており、特にネット銀行『みんなの銀行』の開業はフィンテック分野での先行事例とされています。

2021年にはネット専業銀行の「みんなの銀行」も開業させ、フィンテックでも先行する。

引用: 地方銀行の2023年3月期「経常収益」ランキングTOP20

銀行業がDXに取り組む背景

これらの背景を元に、DXを推進するために銀行内やシステム子会社に組織が作られ、人材が異動していますが、それでも十分ではないため、デジタル人材の採用に力を入れています。

ふくおかフィナンシャルグループがアピールしている点

こうした取り組みが進む中、福岡フィナンシャルグループが地域の特性を活かし、DX推進をさらに進めるためには、継続的な人材育成と組織文化の変革が不可欠です。

参考: アジャイル型の地方銀行DXとは

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R_IT戦略

ITストラテジストとして、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援しています。政府系金融機関の勘定系システム再構築プロジェクトでは、複数チームの連携を強化し、設計と運用を主導。事業会社のマルチベンダー体制によるシステム開発では、プロジェクトマネージャーとして現場の課題解決を支援しました。

また、RPAやSaaSを活用した業務変革にも取り組み、業務プロセスの効率化や部門間の連携強化を実現。

ITストラテジスト協会(JISTA)正会員として活動しています。このサイトやXで、DXやIT戦略に関する情報を発信中です。

@R_IT_strategic

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